さらに美しく貼るための具体ポイント
基本的な作業の流れを理解したら、さらなるリアテックシートのパーフェクト仕上げのために知っておきたいポイントをつかんでおきましょう。
貼りつけ直後に位置を修正する場合は、強くシートをはがすと下地を傷めますので丁寧にゆっくりとはがすようにしてください。シートとシートの継ぎ目、つまりジョイント部分はもっともはがれやすいため、しっかりと圧着し、仕上がり後は急激な温度変化を避けてシートを休ませてください。
直射日光が当たるときは窓にハトロン紙などを貼りつけて、日よけすることも大切です。圧着するさいはリアテックシートの表面にキズ跡が残らないよう、専用ヘラに柔らかい布を巻きつけて擦りつけるようにしてください。
リアテックシートはドライヤーなどで軽く熱することにより、三次曲面にも貼りつけられる利便性をそなえています。ただしカーブ部分を熱しすぎると穴の開く危険性があり、また色調変化や色ムラが出やすくなります。過熱にはくれぐれもご注意を。
シートが自然に伸びてくる感触を得たら、最初は出隅から曲げこんでいきます。シワが発生しても焦らずに、周囲へ少しずつ伸ばしながらシートを貼りつけていけば大丈夫。清潔な環境と適切な温度・湿度管理のもとで、落ち着いた作業態勢をとることが美しい仕上げへの最短コースです。