どんなケースに使うことが多い?
専門店のスタッフによると、DIYにトライしようとするお客さまには、オレフィンシートやダイノックシート、リアテックシートなどさまざまな化粧フィルムのどれを選べばいいかわからないという方が多いそうです。
オレフィンは非塩化ビニールで、後者の2つは塩ビシート。同じ塩ビでもリアテックシートはダイノックシートより若干安いのがふつうで、価格面からも高い支持率があります。
塩ビ系は焼却時に有害なダイオキシンが発生する問題があり、一時は業界から姿を消しましたが、消却温度を下げるという技術的な努力でダイオキシン発生問題を解決。完全に復活を果たし、今日にいたるまで人気商品の座をキープしているのです。
プロではなくアマがリアテックシートを使用するケースでは、賃貸マンションの明け渡しのさいが多いようですね。敷居の角部分が破損していたり、キッチンとリビングの間にあるドアに穴を開けてしまったり、ある程度住めば部屋のどこかにどうしたって傷がついてしまうもの。
プロの業者さんにドア修繕を頼むと、たとえば引き戸3枚分(約2m)でシート材費¥15,000+施工費¥35,000=¥50,000が相場。けれど、自分でリアテックシートを使い表面を貼り替えた場合、¥30,000前後で済んでしまいます。半額近くも格安になるんですから、多少の努力は惜しみたくありませんよね。